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27、28両日に滋賀県内で行われる東京オリンピックの聖火リレーについて、大会組織委員会は17日、ランナー178人(一部調整中)と、それぞれが走る市町を発表した。県内全19市町を通る計約33キロのコースは予定通りだが、一部ランナーに辞退や変更があった。(矢野彰)
初日は9市町で実施。高島市のマキノピックランドを出発し、琵琶湖大橋を渡って守山市へ。近江八幡市や県南部の自治体を巡って大津市の大津港業務用地を目指す。
高島市では、県出身のミュージシャン西川貴教さんが走り、守山市では琵琶湖大橋を自転車でリレーし、湖岸などを巡るサイクリング「ビワイチ」をPRする。湖南市では、同市出身のボクシング元世界王者・山中慎介さん、栗東市では騎手の武豊さんが登場。大津市では滋賀を拠点とするバレーボールチーム・東レアローズの女子選手が10人一緒に走る。
2日目は、10市町を巡る。甲賀市の「水口スポーツの森陸上競技場」をスタートし、ゴールの長浜市・豊公園を目指して聖火が北上する。
この日もアスリートが登場する。パラトライアスロン選手の宇田秀生さんが甲賀市、元モーグル選手の伊藤みきさんが日野町、彦根市ではロンドン五輪バドミントン女子ダブルス銀メダルの垣岩令佳さんが、それぞれ走る。
一方、甲賀市を走る予定だったファッションモデルのSHIHOさんは仕事の都合で辞退した。後任は調整中という。
新型コロナウイルスの感染拡大が続いているため、県実行委員会は、初日の高島市、2日目の甲賀市で行う出発式と、大津、長浜両市で行う聖火の到着を祝う式典「セレブレーション」について、観客数など規模を縮小する方向で検討している。今週中にも、具体的な対応策を公表する見通し。