「サカイ引越センター」に預けた特注桐ダンス、倉庫で誤廃棄か…300万円の賠償命令

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 引っ越しで預けた きり ダンスを紛失したとして、大阪市の女性が「サカイ引越センター」(堺市)に700万円の損害賠償を求めた訴訟があり、大阪地裁は、同社に300万円の支払いを命じる判決を言い渡した。25日付。

サカイ引越センター
サカイ引越センター

 判決によると、女性は2014年、市内のマンションへの引っ越しを同社に依頼。桐ダンスを運ぶ際に階段が障害になって搬入できず、担当者の提案で同社の倉庫に一時保管した。

 女性は15年に別の住居へ転居することになり、引き取ろうとした際に紛失が判明した。

 西岡繁靖裁判官は判決で、社内で保管の引き継ぎがなく、倉庫内の整理で廃棄された可能性が高いとし、「ずさんな管理で故意に匹敵する重過失があった」と指摘。タンスは女性の父親が約30年前、女性の結婚に向けて特注で作ったとして損害額を250万円、中に入れていたブランド服は50万円と算定した。

 同社は訴訟で損害額については争っていたが、紛失の過失は認めていた。「判決を受け取り次第、対応を協議する」としている。

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3032323 0 社会 2022/05/26 15:00:00 2022/05/26 23:30:12 2022/05/26 23:30:12 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220526-OYT1I50115-T.jpg?type=thumbnail

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