ファイザー製ワクチン、12日に承認判断…商品名「コミナティ」

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 厚生労働省は8日、米製薬大手ファイザーが申請した新型コロナウイルスのワクチンについて、承認の可否を審議する薬事・食品衛生審議会の部会を12日に開くと発表した。認められれば国内初の新型コロナのワクチンとなる。厚労省は15日に正式に承認し、中旬から医療従事者を対象に先行接種を始める。

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 同社のワクチンは「コミナティ」という商品名で、国際的な臨床試験では、新型コロナの発症者を95%減らす有効性が示された。同社は1月下旬、日本国内での臨床試験の結果も提出。12日の部会では、これらのデータをもとに、ワクチンの有効性と安全性を議論する。厚労省は、審査期間を短縮する「特例承認」とする方針だ。

 ファイザーのワクチンは原則2回、上腕の筋肉に接種する。承認後、厚労省は国立病院機構などの医師や看護師ら約1万人を対象に先行接種を行い、接種後の健康状態を調べる。65歳以上の高齢者への接種は4月1日以降となる見込み。政府は、臨床試験のデータが少ない16歳未満の人は、当面接種の対象外とする方針だ。

 また、厚労省は、新型コロナのワクチンに関する電話相談窓口を、今月15日に設置すると発表した。毎日、ワクチンについての基礎知識や接種手続きなどについて問い合わせに応じる。

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