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シンガポールに本社を置く新興企業「スワット・モビリティ」は、人工知能(AI)を活用して路線バスの最適な運行ダイヤを提案するための実証を、北九州市で始めると発表した。同市営バスの利用データなどを分析し、来年のダイヤ改正への反映を目指す。
実証では、バスの乗降に関するデータを来年2月頃まで解析した上で、バスと他の交通機関の接続状況なども加味した最適な運行ダイヤを導き出す計画だ。同市営バスは約2年ごとにダイヤを改正しているが、担当者の経験と勘に頼る部分が多く、AIで作業量の低減などが見込めるという。
スワット社は、需要に応じて運行する「オンデマンドバス」のアプリを海外で運用しており、バスを効率的に走らせるノウハウを保有している。今回の実証結果を踏まえ、全国の路線バス事業者向けに同様のサービスを展開したい考えだ。