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実業家の堀江貴文氏らが、福岡県を放送エリアとするラジオ局「CROSS FM」(クロスFM、北九州市)の全株式を取得することが分かった。クロスFMは「9月中旬から下旬頃に記者会見を開いて説明する」としている。
クロスFMは、前身のエフエム九州が1993年に開局。企業再生ファンドの出資で2008年にクロスFMとして経営を引き継ぎ、16年に化粧品大手のディーエイチシー(DHC、東京)の傘下に入った。23年1月にオリックスがDHCを買収した際、ラジオ事業は承継対象外とされ、引き継ぎ先を探していた。現在はDHC創業者の吉田嘉明会長が全株式を保有。堀江氏と知人2人の計3人で株式を取得する予定という。
5日の民放ラジオ番組に出演した堀江氏は「クロスFMの経営を引き継ぐことになった。ラジオは(運転手など)特定の人に情報を伝えるのにはいいメディアだ」などと話した。
堀江氏は福岡県出身。ライブドア社長だった05年にはニッポン放送株の取得を巡り、フジテレビと対立した。