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政府は23日、民間企業「空港施設」の人事に介入していた問題を巡り、東京メトロの本田勝会長(70)が退任する人事を閣議了解した。後任には副会長の川澄俊文氏(67)が就く。6月27日付。
斉藤国土交通相は23日の閣議後の記者会見で、「(本田氏は)自らの言動が会社やお客様に多大な迷惑をかけたことを深く反省しており、(6月の)任期満了で退任したいと申し出があった」と述べた。東京メトロは政府と東京都が全株式を保有している。
本田氏は元国土交通次官。昨年12月、空港施設に対し、国土交通省OBの副社長を社長に昇格させるよう求め、企業統治上の問題が指摘されていた。
今月19日には、報道で事態が明るみに出る2日前に、国交省航空局長と本田氏が会食していたことが判明した。2人の間に不適切なやりとりがなかったか、国交省が内閣府の再就職等監視委員会に調査を申し入れた。