ソプラノ歌手の伊藤京子さん死去、94歳…戦後を代表するプリマドンナの一人

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 戦後を代表するプリマドンナの一人、ソプラノ歌手の伊藤京子(いとう・きょうこ、本名・長谷川京=はせがわ・きょう)さんが25日、老衰で亡くなった。94歳だった。告別式は近親者で済ませた。喪主は長女、毛利留美子さん。

伊藤京子さん(2003年撮影)
伊藤京子さん(2003年撮影)

 静岡県出身。東京音楽学校(現・東京芸術大)を経て1949年に日本音楽コンクールで1位となり、翌年オペラ・デビュー。叙情的な美声と恵まれた容姿を生かし、30年以上にわたって第一線で活躍した。特にモーツァルト「フィガロの結婚」のスザンナやベルディ「椿姫」のビオレッタ、團伊玖磨「夕鶴」のつうなどを当たり役とした。

 日本歌曲の紹介にも積極的に取り組み、数多くの録音を残した。また、国立音楽大などで後進の育成に力を注いだ。クラシック演奏家の団体、日本演奏連盟の理事長を長年務め、97年に勲三等瑞宝章。95年に日本芸術院会員。

スクラップは会員限定です

使い方
「エンタメ・文化」の最新記事一覧
記事に関する報告
2248131 0 エンタメ・文化 2021/07/30 14:58:00 2021/07/30 19:15:42 2021/07/30 19:15:42 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210730-OYT1I50109-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

セレクション

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)