新型キャデラック・エスカレードがデビュー
2015.02.20 自動車ニュース拡大 |
新型「キャデラック・エスカレード」がデビュー
ゼネラルモーターズ・ジャパンは2015年2月19日、高級SUV「エスカレード」の新型を発表。正式受注を開始した。デリバリーは同年春以降になる見込み。
今回日本に導入される最新型のエスカレードは、1999年にデビューした初代から数えて、4世代目にあたるモデル。「ひと目でキャデラックとわかるエレガントかつ斬新なデザイン」や「旅客機のファーストクラスをほうふつさせる豪華なインテリア」、「先進的な安全装備」などがセリングポイントとなっている。
日本仕様車のボディーサイズは、全長×全幅×全高=5195×2065×1910mmで、先代モデルと比べた場合、40mm長く、25mm幅広く、35mm低くなる。ホイールベースは2950mmで変わらない。
LEDを用いたヘッドランプやシャープな縦型のリアコンビランプ、特大の22インチアルミホイールなどで個性がアピールされる。
室内は、2-2-3フォーメーションによる、3列シートの7人乗り。素材の上質感や、空間としての静粛性・快適性は当然のことながら、2列目/3列目シートを倒すことで得られる広大なラゲッジスペース、各部の電動調節機構なども見どころとなっている。ハンドル位置は、左のみ。
パワーユニットは、気筒休止システムが備わる新型の6.2リッターV8 OHC。最高出力426ps、最大トルク63.5kgmを発生する。6段ATを介して4輪を駆動、2650kgの重量級ボディーを5.96秒で60mph(約96km/h)にまで加速させる。ハイウェイにおける燃費(EPA推定値)は、先代モデルに比べ17%アップの約8.9km/リッター。
サスペンションは、前がダブルウィッシュボーン式、後ろは5リンクのリジッド式となっており、磁性流体を使った最新のダンパー制御システムと相まって、安定した走りを実現するという。
レーダーと超音波センサーを用いたフロント・オートマチック・ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)や、全車速追従機能付きのアダプティブ・クルーズ・コントロール、レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告機能)、リア・クロス・トラフィック・アラート(後退時安全確認警告機能)、さらに側面衝突時に運転席と助手席の間で展開し乗員を保護するフロントセンターエアバッグなど、最新の運転支援システムや安全装備も多数搭載されている。
価格は、ベースグレードとなる「キャデラック・エスカレード プレミアム」が1149万円で、“贅(ぜい)の限りを尽くした”とされる装備充実のグレード「キャデラック・エスカレード プラチナム」が1249万円。
(webCG)