体思いの店主が手がけるベジタブル系ラーメン「麺屋 KENJU」

3日かけてじっくりと野菜と水で仕上げるスープ

動物や魚介を一切使わず、野菜と水だけで作る斬新なベジタブル系ラーメンが登場した。飲食業界に20年以上という中村さんの思いは「体が喜ぶラーメンを作りたい」。自ら吟味した野菜を丸3日間炊き続けた、従来のベジポタとも一線を画す優しい味わいに仕上げる。

北海道産小麦の麺は仕入れてから1週間ほど熟成させることで、上品なすすり心地を再現している。

醤油ラーメン（700円）は野菜の優しい甘味をまとった醤油スープ。一見すると淡麗だが、底に沈んだ野菜ペーストが混ざると口当たりが変化する。キャベツの酢漬けやベビーリーフなど、トッピングも野菜オンリーの徹底ぶり。

キャベツ白湯にトマトとチリを効かせた一杯はチリトマトラーメン（850円）。チーズが溶けるとまろやかな風味を楽しめる。シメは黒米ライス（100円～）を入れてリゾットに。

「札幌市中央卸売市場の青果部門で働いていたことがあり、野菜を見る目には絶対の自信があります。茨城県産はもちろん、時季に合わせて産地の異なる野菜を使用。時には私の故郷である北海道からジャガイモを仕入れるなど、野菜の品質にはとことんこだわっています」と店主の中村健寿さん。

■麺屋 KENJU　住所：つくば市高崎1371-5　電話：なし　時間：11:00～15:00、17:00～21:00、日7:00～15:00（各LO）　休み：月　席数：25席（カウンター9、テーブル16）　タバコ：禁煙　駐車場：15台（無料）

ラーメンWalker編集部