小栗有以(AKB48)「舞台ならではのアクションに注目してもらいたいです」 小栗有以・岡田奈々W主演の舞台「マジムリ学園」開幕!
東京ウォーカー(全国版)
10月19日、AKB48の小栗有以さんと岡田奈々さんがW主演を務める舞台「マジムリ学園」が東京・日本青年館ホールで初日を迎えた。
「マジムリ学園」は、AKB48グループ出演のドラマ「マジすか学園」シリーズの最新作として7月から9月にかけて日本テレビ系で放送された。その舞台版となる本作は、小栗さんがドラマ同様、「嵐ヶ丘学園」にやってきた謎の転校生・リリィー役で登場し、舞台版からの出演となる岡田さんは「荒地工業高校」の転校生・ネロという新キャラを演じている。初日公演の前に、ゲネプロ(最終通し稽古)が行われ、囲み取材ではメンバーそれぞれが見どころや意気込みを話した。
小栗さんが「ドラマ版では、リリィーが回し蹴りする時、すぐに(スカートのすそに刺繍されている)百合の花の映像に切り替わるので、回し蹴り全体の映像は見られなかったと思いますが、舞台だと全体が見られるので、舞台ならではのアクションに注目してもらいたいです。舞台でも回し蹴りをする…かもしれないので、その瞬間に百合の花が見られるかもしれません(笑)」と見どころを語ると、岡田さんも「殺陣が多いのでケンカのシーンが迫力あります。舞台用に作っていただいた劇中歌にも注目してください。物語的には、嵐ヶ丘学園と荒地工業高校での物語が同時に進行していって、その二つがだんだん混じっていく感じなので、物語の進展や登場人物一人一人の成長していく姿を見ていただけたらうれしいです」と物語全体の注目ポイントを語った。
嵐ヶ丘学園の教師、ラマン役で横山由依さんもドラマ版に引き続き、舞台版にも出演してる。「ドラマ版から“エロ先生”と呼ばれる先生役をやらせていただいています。ドラマではウィッグを使用していましたが、今回は自前のロングヘアなので、最年長でもありますし、ないかもしれませんが“色気”を出していけたらいいかなと思っています(笑)。ドラマではアクションをしていませんが、舞台では少しアクションがします。こういう衣装なので『それだともう見えちゃうよ』っていう感じです。何がかは言いませんけど(笑)。シリアスなお話の中で、少しでもクスッとしてもらえたらいいなと思っています」
生徒会から自由を勝ち取るためにリリィーと共に戦う、嵐ヶ丘学園の華組のメンバーは、ドラマ版と同じく、岡部麟さんがヒナを、向井地美音さんがバラを、倉野尾成美さんがスミレを、山内瑞葵さんがアヤメを、髙橋彩音さんがツバキを演じる。
「ドラマでは仲間を裏切って、いろんな人に嫌われていたので(笑)、舞台ではいいところを見せて好感度を取り戻せるように頑張りたいです」(岡部麟)
「舞台に出演させていただくのは人生で初めてですが、バラは明るくて、おバカなツッコミ役なので、誰よりもテンション高く頑張りたいと思います」(向井地美音)
「舞台稽古が始まったころはセリフが棒読みすぎて、自分を含めて、『1か月後、大丈夫かな?』と不安でしたが、いざ初日を迎えてみると、みんな仕上がっているので、楽しみにしていただければと思っています」(倉野尾成美)
「ドラマでは友達思いの真っ直ぐな女の子でしたが、舞台ではそれプラス、違う一面もお見せできるんじゃないかと思っています」(山内瑞葵)
「ドラマではケガをしたり、髪を切られたりしました。舞台ではどうなっているのか、またやられちゃうのか、など楽しみにしていただければと思います」(髙橋彩音)
華組のメンバーが集まる喫茶店の店員・林ちゃん役の馬嘉伶さんもドラマ版から引き続き出演している。「舞台版ではドラマの時よりもっとキャラが濃くなっています(笑)」
生徒会の親衛隊は、ツヴァイ役の谷口めぐさんがドラマ版から引き続き登場しているが、タウゼント役の小田えりなさん、フンダート役の神志那結衣さん(HKT48)は舞台版からの新キャラとして登場。
「ドラマでは途中から華組のメンバーになりましたが、舞台では再び生徒会の親衛隊として登場します。新しい親衛隊チームもかっこいいので注目してください」(谷口めぐ)
「ゴスロリみたいな衣装はこれまで生きてきて着たことがなくて、これからも着ないんじゃないかと思いますので(笑)、衣装にも注目してください」(小田えりな)
「悪役の親衛隊メンバーということなので、ビシッと空気を変えられるように頑張りたいと思っています」(神志那結衣)
荒地工業高校の四天王に、ネロ役の岡田さんのほか、クインビー役の武藤十夢さん、ゾンビ役の福岡聖菜さん、赤犬役の太田奈緒さんが抜擢された。
「クインビーは見た通り、ピンクで女らしいキャラです。全部のキャラの中でもエロ先生の次に女っぽいので、いい女感を出していきたいです」(武藤十夢)
「荒地工業高校のメンバーは見た目も荒れていて個性が強いのですが、ゾンビはめちゃめちゃくらい役で、ずっとパーカーをかぶっているので、最初、誰だかわからないかもしれません。ゾンビという名前通り、倒れても何度も起き上がってくる不気味さと怖さを出して生きたいと思っています」(福岡聖菜)
「赤犬は名前もなくて、年齢不詳な女なので、感情があらわになった時とか、注目してもらいたいです。殺陣に初めて挑戦させていただいたので、かっこいい殺陣ができるように頑張ります」(太田奈緒)
さらに、ネロの幼馴染役として、岩立沙穂さんがドラゴン役、佐々木優佳里さんがハイエナ役で出演。
「普段は“ぶりっこ”と言われていますが、今回はビジュアルもかっこいい感じにしていただいて、メンバーからも好評なので、舞台では普段とのギャップを思い切り見せつけていきたいと思います」(岩立沙穂)
「ポスタービジュアルより実際の舞台衣装の方がレベルアップしているので、本番ではかっこよさをいっぱい出していきたいです」(佐々木優佳里)
舞台「マジムリ学園」は東京・日本製年間ホールにて10月28日(日)まで上演。
取材・文=田中隆信
ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一
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