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インスタでの出会いから婚約パーティーまで──ヘンリー王子とメーガン妃が「ハリー&メーガン」で明かした真実のラブストーリー

ドキュメンタリーシリーズ「ハリー&メーガン」の最初の3エピソードが12月8日にNetflixで配信された。ここでは、これまで公にされることのなかったヘンリー王子メーガン妃のインスタグラムでの出会いから交際中の「2週間ルール」、そして婚約パーティーまでが、2人の口から直に語られている。夫妻が明かした真実のラブストーリーとは?
Photo: Courtesy of Prince Harry and Meghan, The Duke and Duchess of Sussex

ヘンリー王子は友人のインスタグラムを通してメーガン妃を発見

「メーガンとの出会いはインスタグラムでした」。ハリーの愛称で知られるヘンリー王子は「ハリー&メーガン」のリズ・ガーバス監督にこう語った。「フィードをスクロールしていたら、友人がメーガンとのスナップチャットのような、犬の耳が加工された動画を投稿していて、『これは誰だろう?』と思ったんです」。一方のメーガン妃は、共通の友人からヘンリー王子が自分に興味を持っていることを聞き、ヘンリー王子のインスタグラムをくまなくチェック。大自然の写真や「彼がアフリカで過ごした時間」に心を奪われたという。その後まもなく二人はテキストメッセージでやりとりを始め、ロンドンのディーンストリートにある「ソーホー・ハウス」で初デートを計画した。

ヘンリー王子はメーガン妃との初デートに遅刻

「なぜ遅刻してくるのか理解できませんでした」メーガン妃は笑いながらこう語った。「でも、彼は『渋滞だ、ごめん。渋滞で、本当にごめん!』という感じでテキストメッセージを送り続けてきたんです。私はまだ彼のことをよく知らなかったので、普段から人を待たすような人だったら私は苦手だなと思ったんです」。その頃ヘンリー王子はというと、「完全にパニクってて、汗だくでした」。最終的に「慌てすぎてひどい状態」でメーガン妃の前に現れることに。「あのとき、あなたは心から恐縮してたわね」とメーガン妃はつけ加えた。

可能な限り、世間に交際がバレないようにしていた

「M(エム)と会ったとき、彼女がメディアに追いかけ回されることをとても心配しました」。ヘンリー王子はメーガン妃のあだ名を口にしながらこう語った。「この関係がうまくいく唯一の方法は、できるだけ長い間沈黙を続けることでした」。交際から数カ月後、王室の広報官だったジェイソン・クナウフから二人の交際がダブロイド紙にバレたと知らされたとき、彼らは最後の自由な夜をハロウィンパーティーに出かけて楽しんだ。ヘンリー王子はバンダナとゴーグルで仮装。「楽しい夜の始まりだ!」という感じだったとヘンリー王子は振り返っている。

メーガン妃が2週間に1回は会う「2週間ルール」をもうける

2週間に1回は会うという「2週間ルール」をもうけたメーガン妃。それでも、二人の愛は主に電話で育まれた。「最初の頃、私たちの関係は守られていて、宝物のようでした」とメーガン妃。「最初から遠距離だったので、テキストメッセージとフェイスタイムでやり取りをして、何時間もドキドキしながら話し続けていた。恐らく人々が想像するようなドキドキとは違う、本当にゆったりと安らいだ感じでした。どのカップルもそうだと思いますが、お互いを知り始めたばかりだったので、相手の好きな料理や映画を知りたかったんです」

Photo: Courtesy of Prince Harry and Meghan, The Duke and Duchess of Sussex.

3度目のデートはボツワナで

2016年の夏、自然保護活動のためにアフリカ南部に向かっていたヘンリー王子が、ドラマ「SUITS/スーツ」撮影の休暇中だったメーガン妃を「ボツワナに来ないか?」と誘った。メーガン妃は申し入れを受け入れたが、迷いもあった。「飛行機に乗って未開の地に行くんですよ。私は一体何をしてるの? お互いイヤになっても一緒にテントで過ごさなくてはいけなかったらどうしょう?」。一方のヘンリー王子はまだ2回会っただけの彼女が、「ボツワナに来て5日間テント暮らしをする」ことを快諾したことに「驚いた」が、「君はあの旅で僕をとても信頼してくれた」と、メーガン妃をたたえた。

ヘンリー王子は、メーガン妃が母ダイアナ元妃と似ていると思った

「メーガンの性格や振る舞いは、僕の母親とよく似ているんです」── ヘンリー王子はこう振り返る。「彼女は母と同じ哀れみや親しみの心、自信、そして温かい心を持っているんです。僕のとった行動、そしてその方法に反対する人が大勢いることはわかっています。でも、家族を守るためにはできる限りのことをしなければならなかったんです。特に母に起きたことの後では。二度と同じ過ちを繰り返したくなかったから」

両親が離婚していたという共通点で意気投合

「親が離婚している子どもの大半は、素性は違えど、共通点は多いと思います。ある場所から別の場所へと振り回されたり、親同士が競いあったり、自分の意に反する場に連れていかれたり。さまざまなことがあります」とはヘンリー王子は語っている。一方メーガン妃は、12歳のときに書いた、母親と数週間過ごし、父親と週末を過ごした体験を元にした詩を朗読。その最後は「私が二人いたら、人生はもっと楽になるはず」と締めくくられていた。

Photo: Courtesy of Prince Harry and Meghan, The Duke and Duchess of Sussex.

ヘンリー王子の周囲には、メーガン妃との恋は長続きしないと疑う人もいた

「僕の家族が初めて彼女に会ったとき、信じられないほど彼女に感動していたのを覚えています」とヘンリー王子は微笑みながら語り、こう続けた。「動揺と驚きを隠せない人もいました。なかには赤毛の次男がこんな美しく聡明な女性と一緒になるなんて、と面食らう人もいました。ただ、彼女がアメリカ人女優という点が、みんなの最初の判断を曇らせたと思います。『アメリカ人女優か、ならば続くわけがない』と」。そこにメーガン妃はこう付け加えた。「奇妙ですが、女優というのが最大の問題でした。イギリスの視点から見たとき、“ハリウッド女優”には型にハマったイメージができあがっていたんです」

ケンジントン宮殿でのプロポーズ

「もっと早くプロポーズをしたかったのですが、祖母の許可が必要だったので英国外ではできなかったんです。彼女がローストチキンを料理中に僕がシャンパンの栓を抜いてしまったので、『普段シャンパンを飲まないのに、何のお祝い?』と疑われ、僕は慌てて『知らないよ、そこにボトルがあったから』と返しました」。その後ヘンリー王子はメーガン妃を電気キャンドルが灯されたケンジントン宮殿の庭へ連れ出し、プロポーズをした。「『イエス』と答えてくれるかはわかりませんでしたが、すでに彼女は愛犬のガイをここにお引越しさせていたので、僕にはガイという“人質”がいたんです」とヘンリー王子。「もちろん、片膝をついてプロ―ポーズしました。当然でしょう」

“ペンギン”のお揃いルックで婚約パーティー

プロポーズ後、正式に婚約を発表するまでの2週間の間に、二人は「全員が動物のワンジー(オールインワン)を着る」ドレスコードで、内輪の婚約パーティーを開催した。ヘンリー王子とメーガン妃は「ペンギンは一生連れ添うから」と、おそろいのペンギンのワンジーを着ていたという。本作には二人の愛の証人としてセリーナ・ウィリアムズが登場する。「私はプリンセスとしてではなく、友人のレンズを通してすべてを見ています。二人はカップルとして強い絆を持ち、お互いに寄り添い、最高の最高の最高の親友でもある。二人の愛が本当に喜ばしかったんです」

Text: Hayley Maitland Translation: Rieko Shibazaki
From VOGUE.CO.UK