日本航空グループは19日、2015年度下期のダイヤ改正で、日本エアコミューターが現在1日2往復運航している徳島阿波おどり空港発着の福岡線を1往復減便すると発表した。新ダイヤは10月25日から適用する。
 
 福岡線で現在使用しているサーブ340B機(36席)が順次退役するため、ボンバルディアDHC8-Q400機(74席)に大型化を図った上で毎日1往復に減便。午前11時半福岡空港発と、午後1時徳島空港発のみとなる。機材の変更で運航時間は約15分短縮される。
 
 福岡線は1994年10月に開設。当初は1日1往復だったが、2006年から2往復運航されている。14年度の搭乗者数は3万2971人で、搭乗率は64%だった。
 
 一方、日本航空が運航している東京(羽田)線は、現行通り1日7往復を維持する。
 
 県交通戦略課の岡本泰輔課長は福岡便について「機材が大きくなることで団体利用が可能となる。利用促進に取り組み、再度の1日2往復便化や将来のジェット化につなげたい」とコメントした。