【フロリダ州タンパ7日(日本時間8日)発】米プロフットボールNFLの王者を決めるスーパーボウルは、タンパベイ・バッカニアーズがカンザスシティー・チーフスに31―9で勝利し、18季ぶり2度目の優勝を飾った。今季ニューイングランド・ペイトリオッツから移籍した「伝説的QB」トム・ブレイディ(43)は自身7度目の頂点に立ち、5度目のMVPも獲得した。

 試合は序盤からバッカニアーズ攻撃陣がチーフス守備陣を圧倒。ブレイディは、昨年4月にプロレスのWWEで「24/7王者」になったこともあるTEロブ・グロンコウスキー(31)とのホットラインで2つのタッチダウン(TD)を奪うなど、前半を21―6で折り返した。

 第3Qに入ってもTDとフィールドゴールで得点を重ね、史上初めて地元チームが「スーパーボウル」に出場したという快挙に、勝利の栄光を付け加えた。

 一方、ブレイディとのQB対決が注目されたチーフスのパトリック・マホームズ(25)は、大舞台で今季初めてタッチダウンがゼロという屈辱。足の故障も影響し、悔しい結果に終わってしまった。