ノア15日の神奈川・カルッツかわさき大会でケンドー・カシンがキング・タニーを下して「N―1 VICTORY」(9月12日、後楽園で開幕)への出場を決めた。

 左坐骨神経損傷により欠場する村上和成の代役となる出場者決定戦はこの日の第0試合として行われた。カシンはタニーに握手と見せかけて蹴りを見舞い、場外を連れまわす。そのまま戻って来ることはなく20カウントが数えられ両者リングアウトの裁定に。出場者が決まるまで戦う必要があるため、当然のように再試合が行われる。なにがしたかったんだ…。

 再試合でもなぜか場外へ行きたがるカシンは、リングに戻されるとタニーの猛攻に苦戦を強いられる。それでもファンキーラリアットをかわすとキドクラッチで電光石火の3カウントを奪取。なぜか場内には勝利者テーマとして、やまだかつてないWinkの「さよならだけどさよならじゃない」が響き渡った…。

 これにて晴れてN―1出場が決まったカシンだったが、バックステージでもタニーとの乱闘は収まらない。「クイーンどうしたんだ、クイーン。いつ連れて来るんだ」ともみあったかと思えば、唐突に「…自分のやりたいことやってんのか? だから負けるんだよ。イヤイヤやってんじゃないのか?」とタニーに問いかけ、周囲の全員を困惑させていた。