「東京スポーツ映画大賞」をはじめ、国内で開催された映画祭の新人賞を総なめ。ベルリン国際映画祭では最優秀女優賞にあたる銀熊賞を受賞するなど、日本を代表する女優の黒木華(24)に意外な過去があったと話題になっている。

 関西で長年、人気を誇るテレビ番組「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送)に依頼を送り、実際に出演も果たしていたのだ。依頼の内容は「母親が友人に『娘は運動神経がない』とメールを送ったのに腹が立つ。足を高く上げる特技で母を驚かせたい」というものだ。

 放送されたのは2003年で、黒木はまだ小学6年生だった。かわいらしい依頼内容ではあるが、おとなしいイメージがある黒木がコテコテの関西ノリの番組に出演したのは意外。所属事務所も「それは事実」と認めている。
「ナイトスクープ」に出演した過去が発覚したのは「くろき・はる」と読む珍しい名前が原因だ。

「本名なので『ナイトスクープ』にもこの名前で依頼を出し、出演していた。めったにない名前でしかも名字が同じ黒木なら、別人であることはまずあり得ないですから」(テレビ局関係者)

 さらに黒木自身の知名度が上がったことも影響している。昨年までは「はる」と読める人の方が少なかったが、最近の活躍でほとんどの人が読めるようになった。事務所関係者も「昔はよく『くろきはなさんのことですが…』という問い合わせばかりだったが、今ではほとんどなくなった」と明かす。

 素顔の黒木は、大阪生まれでかなりのお笑い好きだとか。「東スポ映画大賞」授賞式でも、日本芸能大賞を受賞した千鳥やテンダラーのファンと明かしていた。今後はドラマや映画だけでなくバラエティーで活躍する姿も見られるかも。