米WWEを退団し、約3年ぶりに日本マットに復帰するイケメン二郎改め黒潮TOKYOジャパン(31)が、新たな決意を語った。

 21日に全日本プロレス暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」(11月12日、後楽園で開幕)に立花誠吾と組んで出場することが決定。22日にはDDT後楽園大会に電撃登場し、11月12日の東京・両国国技館大会で正田壮史と一騎打ちすることが決まった。日本マット復帰戦は、11月7、8日に東京・新宿フェイスで開催する自主興行となる。7日大会はドラゴンゲートのYAMATO、8日大会では鈴木みのるとシングルで対戦する。

 気になるのが新たなリングネームだ。渡米前は黒潮〝イケメン〟二郎の名で活躍したが、2020年12月のWWE入団後はイケメン二郎に改名。日本に復帰するにあたり、再び名を改めた。

 黒潮は「イケメン二郎はアメリカに置いてきちゃったから」と説明。当然、WWEとの契約の影響だが、「俺的に『イケメン二郎』の賞味期限は近かったんじゃないかと思っているんですよ。だからここでリングネームを変えなきゃいけない状況が来たのは、正直ありがたいことでもあった」と前向きに話す。

 当初は「黒潮」「KUROSHIO」も考えたそうだが、「何か、それだけだと普通だし」という理由で「TOKYO」と「ジャパン」をつけることにした。「ちょっとかっこいいと思って。でも帰ってくる時に考えていたから、目的地がそのまま入っちゃったかもしれないです」

 リングネームが定着するにはもちろん、時間がかかる。それでも「それは見ていてほしいですね。だって、イケメンをやりだした時もまさにそうだったもん。だから黒潮TOKYOジャパンもすぐ、自分のものにしてみせますよ」と小鼻を膨らませた。

「今は帰国ホヤホヤで、日本のプロレス界の状況がどんなものかも正直把握できていないので。まずはいろいろ見ていきたいですね」。生まれ変わった黒潮に期待だ。