全員が〝主将〟だ。広島・新井貴浩監督(45)が来季はキャプテン制の導入をしないと明かした。指揮官は「(選手)全員が(チームを)引っ張っていってほしいという気持ちだから、来年はキャプテン制は敷かない」と話した。

 今季は投手キャプテンが九里で、野手キャプテンを野間が務めた。指揮官は2人に直接会った際に「キャプテンであろうとなかろうと、引っ張ってもらわないといけない。今年みたいな気持ちで引っ張っていってくれ」と伝えたという。

 チームは2016年から18年までのリーグ3連覇の後は、今年まで4年連続でBクラスに沈んだ。新井監督は「各自が『俺がやるんだ』『俺が引っ張るんだ』という気持ちを持ってもらいたい」と来季のナイン全員に期待を寄せた。