WWEに復帰したブレイ・ワイアットが、まさかの〝素顔〟を公開した。

 8日(日本時間9日)の「エクストリーム・ルーズ」で約1年半ぶりに登場。昨年の「レッスルマニア」以降はリングから姿を消し、同年7月に解雇されていたが、WWEユニバース(ファン)に拍手喝采で迎え入れられた。

 今週のSD(ルイジアナ州ニューオーリンズ)では、ランタンを持って入場。リングに上がると、会場から大歓声が上がった。マイクを持ったワイアットは何と〝素〟のまま「ここにいることに感謝しているし、緊張している。これが今まで見せたことがない本当の俺だ」と話し出した。

 ワイアット・ファミリーの〝教祖〟でも、〝ザ・フィーンド(悪魔)〟でもない。これまでとは違う本性をさらけ出したというのだ。素顔のワイアットは「1年前にキャリアや自信など多くのものを失った。これまでのことが全て無意味だと思っていたが、間違いだった。弱っていた時にみんながいてくれた。本当にありがとう。みんなに命を救われたんだ」と時折声を詰まらせながら、ファンに感謝を伝えた。

 熱いメッセージを送る悪魔に一体、何が起こったのか…。すると、突如会場が暗転してビジョンに謎のマスク男が姿を現した。続けて「俺について来い。お前の人生は終わったんだ」とワイアットを誘惑すると「未来も過去も忘れろ。まだ俺が誰かわからないだろうが、その内にわかる」と不気味に笑いながらそのまま暗闇に消え去った。

 そのマスクは「エクストリーム・ルールズ」でワイアットがかぶっていたものと同じに見えたが…。果たして、これは何を意味するのか? 理解不能な〝ワイアット・ワールド〟が再開された。