1日に死去したプロレス界のスーパースター、アントニオ猪木さん(享年79)の告別式が14日、都内で営まれ、多くの関係者が出席。〝燃える闘魂〟に最後の別れを告げた。

 関係者によると、新日本プロレス・坂口征二相談役、藤波辰爾、武藤敬司、蝶野正洋、棚橋弘至、オカダ・カズチカ、中邑真輔、高田延彦氏、藤原喜明、船木誠勝、獣神サンダー・ライガー、小川直也氏、藤田和之、佐々木健介ら猪木さんの弟子、現役&OBのレスラーに加え、新間寿氏らプロレス関係者が参列した。

 また、古舘伊知郎アナ、プロ野球解説者の江本孟紀氏、国民民主党の玉木雄一郎代表、RIZINの榊原信行CEOら各界からも出席した。

 出棺前には猪木さんの弟で喪主の猪木啓介氏が「亡くなる前日に1時間ほど兄貴のそばにいれました。その時に何か伝えるのかなと思いましたが、その力もなかった。口をもごもごしてたので、みなさんにありがとうという言葉を残したかったんだと思います。これまでアントニオ猪木を支えてくださったみなさま、本当にありがとうございます」とあいさつしたという。
 
 出棺の際には、新日本の黄金時代を彩った田中ケロリングアナがコール。猪木さんの入場テーマ曲「炎のファイター」が流れる中、坂口氏、藤波、棚橋、オカダ、中邑、蝶野、武藤、藤田、小川氏、船木、柴田勝頼らがひつぎを運んだ。参列者から「イノキコール」が湧き起こり、不世出の燃える闘魂は荼毘(だび)に付された。