1日に79歳で死去したプロレス界のスーパースター、アントニオ猪木さん(本名猪木寛至)の最期の様子が明らかになった。

 関係者の話によれば、猪木氏は急に体調を崩したというよりも徐々に衰弱しこの日に至った形だった。数日前に一度危篤状態になったが、元気を取り戻し意識を回復。前夜の9月30日には夕食も食べたといい、最後に口にしたのは、赤城乳業のアイス商品「ガリガリ君 ソーダ味」だった。

 関係者は「猪木さんは『ガリガリ』と呼んで大好きで、毎食後に食べていました。昨日も…」と明かす。

 その後就寝し、1日早朝に目を覚ましたものの体調を崩し、24時間看護体制で猪木氏の身の回りの世話をしていたスタッフらに看取られ、永眠した。

 関係者にはかねて医師から「その日は明日かもしれないし、2日後かもしれない。1か月後かもしれないし、2年後かもしれない」との説明があったそうで、周囲にその〝覚悟〟はできていたという。とはいえ、そのショックは計り知れない。