全日本プロレス30日配信のテレビマッチで、ユニット編成を巡り新たな動きが起きた。

 まずは前3冠ヘビー級王者の宮原健斗(31)を中心にとにかく明るいトリオが誕生した。黒潮〝イケメン〟二郎(27)、フランシスコ・アキラ(20)からタッグ結成を呼び掛けられた宮原が両方に応じてユニットを結成し「ワンダホー! すごいよ! この明るい3人ならすごい光を放つことができるはずだ!」と小躍り。さっそく黒潮から「ユニット名は〝健斗とイケメンとアキラの大冒険〟っていうのどうですか!?」とぶち上げられたが、宮原は却下した。雰囲気、自称、イタリアンと多種多様なイケメン3人はどこへ向かうか。

 また、その宮原の元パートナー・ヨシタツ(42)は、プチブレーク中のヤンキーレスラー・立花誠吾(22)とともに「ヨシタツ・キングダム」なる新ユニットを結成した。

 一方で不穏な雰囲気となったのは3冠ヘビー級王者・諏訪魔(43)率いる暴走ユニット「エボリューション」。連敗続きで孤立しつつある岡田佑介(27)が、この日も気合が空回りして敗れ、チームメートの佐藤光留(39)と仲間割れ。「人のことを押しのけて出るならてめえで何とかしろ! もう勝手にしろ!」(光留)とキレられると「俺だって負けたくて負けてんじゃないっすよ! 負けたのは俺だけのせいだって言うんすか!」と絵に描いたような逆ギレをして「もうええよ。もうエボリューションにも俺自身にもしっかりケジメつけたらあ」と吐き捨てた。

 さらにここまで猛威を振るった元W―1の3人による「アンファンテリブル」は芦野祥太郎が諏訪魔に、羆嵐がジェイク・リーに、児玉裕輔が岩本煌史にそれぞれ一騎打ちで敗北し、勢いをそがれる形になった。今後の王道マットで主導権を握るのは、果たしてどのユニットになるか。