エストニア大使館の公式ツイッターがTBSに対し、強烈な不快感を示した。

 問題となっているのは、24日放送の「TBS NEWS」が報じた「旧ソ連のバルト3国共同声明〝ロシアをスウィフトから排除〟呼びかけ」の記事。そこには、ウクライナに侵攻したロシアを国際銀行間通信協会「SWIFT」から排除するよう〝旧ソ連の構成国〟という表現で、エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国が共同声明を出したことを報じた。

 これを「TBS NEWS」の公式ツイッターがツイートすると、エストニア大使館の公式ツイッターがリプライで反応。

「TBSさん、またですか..いいかげんエストニア、ラトビア、リトアニアを〝旧ソビエトの国〟と呼ぶのはやめてもらえます?」と不快感を露わにした。

 続けて「歴史的にも法律的にも不正確な呼び方です」と指摘した上で「バルト諸国はソビエトの継承国家ではないです」とキッパリ否定。

 そして「2月24日エストニア104回目の独立記念日の本日から、もうこの呼び方はやめていただきたいです」と抗議している。

 バルト三国の最北に位置するエストニア共和国は、1918年2月24日に独立国家として誕生。その後、ソ連、ナチスドイツ、そして再びソ連によって占領される時期があったものの、91年に国家としての地位を回復した。