男女格差、日本は120位でG7で最下位 政治・経済分野の遅れが影響し最低水準に

2021年3月31日 09時52分
 【ジュネーブ共同】スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)は31日、世界の156カ国を対象とした「男女格差報告」を公表し、日本は120位だった。2019年12月に公表された前回版では153カ国中121位で、最低水準で低迷する状況は変わっていない。今回も先進7カ国(G7)では63位のイタリアから大きく離され、最下位となった。
 同報告は06年に始まり、政治、経済、教育、健康の4分野を指数化して国別順位を算出。日本は女性議員や閣僚の少なさから、今回も政治参画の分野で147位と、全体でも最低ランクとなっている。経済面でも管理職の割合の低さから、117位にとどまっている。
 首位は12年連続でアイスランド。フィンランド、ノルウェーと北欧諸国が続き、4位にはニュージーランドと、いずれも女性が指導者を務める国が上位を占めた。アジアではフィリピンが17位、韓国は102位、中国は107位で、クーデター後の混乱が続くミャンマーも109位と、日本より上位となった。

おすすめ情報

国際の新着

記事一覧