<新型コロナ>国際医療福祉大・成田病院16日に開院 予定早め感染症患者受け入れ

2020年3月13日 02時00分

16日に開院する国際医療福祉大学成田病院=成田市で

 国際医療福祉大学成田病院が十六日、成田市畑ケ田で開院する。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて四月一日の開院予定を早めた。発熱・感染症外来と内科総合外来に限り完全予約制で診療し、同ウイルス感染症患者を受け入れる。
 成田空港にほど近い約十五ヘクタールの敷地に、八階建て延べ七万七千平方メートルの病院棟、四階建て延べ一万五千平方メートルの健診棟などを配置。
 当初は、ウイルスが外部に漏れないよう気圧を下げている陰圧対応の十床を含め、病院棟六階の個室四十六床のみを使用。感染症科の専門医三人と呼吸器内科の医師九人が診察や治療に当たる。感染を判定するPCR検査は市内の同大成田キャンパスで一日最大八十検体まで対応可能という。
 四月一日に全四十一の診療科を開設。五月一日には三百二十二床に広げて第一種感染症指定医療機関としての運用を始め、最終的には六百四十二床となる。
 宮崎勝病院長は十二日の内覧会で、「感染症を扱う機能を持った病院として、社会にできるだけ早く貢献したい」と述べた。 (小沢伸介)

関連キーワード


おすすめ情報

千葉の新着

記事一覧