【全国中学校相撲選手権大会】元大関・琴光喜の長男・田宮愛喜が中学横綱に！団体戦は古仁屋中が優勝

[ 2023年8月20日 08:52 ]

　全国中学校体育大会相撲競技（全国中学校相撲選手権大会）が19日、高知市の県民体育館で行われた。

　各都道府県の予選を勝ち抜いた142人による個人戦は、元大関・琴光喜の長男の田宮愛喜（埼玉・大宮西中3年）が制して中学横綱に輝いた。田宮は小学校卒業後に地元・愛知県を離れて相撲留学。埼玉栄高相撲部の寮で生活し、全国高校総体で団体日本一に輝いた強豪ぞろいの高校生たちと日々稽古に励んでいる。顔だけでなく、体型や前さばきのうまさも父の琴光喜によく似ており、元大関の血を引く期待の逸材に今後も注目が集まる。

　決勝で田宮と対戦した重村鴻之介（鹿児島・古仁屋中3年）は、内容では勝っていたものの勇み足で惜敗。2年連続の準優勝となった。今月6日の全国都道府県中学生大会を制した尾川蓮太（大分・宇佐西部中3年）は準決勝で田宮に敗れた。
　団体戦は、重村鴻之介を擁する鹿児島・奄美大島の古仁屋中が40年ぶり3度目の優勝を果たした。

　▽個人戦　準々決勝
田宮愛喜（埼玉・大宮西中）　下手投げ　長島吏夢（和歌山・箕島中）
尾川蓮太（大分・宇佐西部中）　寄り切り　井畠悠希（石川・津幡南中）
重村鴻之介（鹿児島・古仁屋中）　送り引き落とし　川崎永遠（佐賀・北方中）
小野田大地（和歌山・西和中）　上手投げ　春日井雅大（岐阜木曜クラブ）

　▽準決勝
田宮愛喜　寄り切り　尾川蓮太
重村鴻之介　押し出し　小野田大地

　▽決勝
田宮愛喜　勇み足　重村鴻之介

　▽団体戦　準々決勝
鳥取クラブ　3―0　津相撲スポーツ少年団（三重）
古仁屋中（鹿児島）　2―1　柏力会（千葉）
野村中（愛媛）　2―1　北方中（佐賀）
鷹巣中（秋田）　2―1　金沢学院中（石川）

　▽準決勝
古仁屋中　2―1　鳥取クラブ
鷹巣中　2―1　野村中

　▽決勝
古仁屋中　2―1　鷹巣中