「車いすの芸人」ホーキング青山さん死去、50歳 先天性障がいで両手両脚使えず 映画「首」にも出演

[ 2024年2月9日 20:00 ]

ホーキング青山さん
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 お笑いタレントのホーキング青山(本名 青山世多加=あおやま・せだか)さんが昨年12月12日に東京都内の病院で死去したことが9日、分かった。死因は明らかにしていない。50歳。東京都出身。通夜・葬儀は近親者のみで執り行った。お別れの会は予定していない。

 関係者によると、昨年11月ごろに体調の不調を訴え、自宅で療養していたが、12月になって容体が急変。最期は親族が看取ったという。昨年11月までは公式youtubeチャンネルの配信を続けており、同25日の投稿が最後となった。関係者は「1年ほど仕事はセーブしていたが、11月までは本当に元気だった。動画撮影も勢力的に行っていた。ライブをやろうと意気込んでいたのですが、本当に残念です」と話した。

 青山さんは、1973年(昭48)12月7日生まれ。先天性多発性関節拘縮症(たはつせいかんせつこうしゅくしょう)のため、生まれた時から両手両脚は使えず。芸名は英国の理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士に由来する。

 94年6月、大川興業の若手芸人コンテスト「すっとこどっこい」でデビュー。自らを「車いす芸人」と称し、「史上初の身体障がい者お笑いタレント」と呼ばれた。漫談、落語を中心に、YouTubeを立ち上げるなど活躍した。

 ビートたけしとの親交が深く、監督作の「Dolls」や「首」に出演。昨年11月に更新した自身のYouTubeでは、「首」に「光源坊」役で出演したきっかけ、北野監督との爆笑エピソードや撮影秘話についても語っていた。

 落語家として、たけし軍団のグレート義太夫と二人会を開催した際にたけしがサプライズ参加したことでも話題に。高座名は「古今テー志んショー者」改め「古開院亭大麻(こかいんていたいま)」。

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