「らんまん」軍師寿恵子、借金取り丸め込んだ!啖呵→追加融資&押し売り ネット喝采「プレゼンの申し子」

[ 2023年8月15日 08:15 ]

連続テレビ小説「らんまん」第97話。寿恵子(浜辺美波)は借金取り・磯部(六平直政)と対峙し…(C)NHK
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 俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は15日、第97話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年度前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年度前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第97話は、槙野家に姿を現したのは、借金取り・磯部(六平直政)。万太郎(神木隆之介)の研究費で借金が膨れ上がっていたのだ。寿恵子(浜辺美波)が相手をし、万太郎、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)は息を潜めて待つ。一方、田邊教授(要潤)は森有礼(橋本さとし)の暗殺に心を痛め…という展開。

 万太郎が「我が家の軍師は、寿恵ちゃんじゃ」と語る通り、寿恵子が磯部に対峙した。

 磯部が貸した200円は、とうに返済期日。この日、寿恵子が支払えるのは2円50銭。石版印刷機は売らない。

 磯部は「もっと売れそうなものがあったな。奥さん売り飛ばしてやろうか」。寿恵子は磯部を突き倒し「たかが200円の端金。あー、小せえ、小せえ。知らざあ、言って聞かせやしょう。この家の主が正体。この世に雑草という草はなし。植物学者、槙野万太郎たぁ、この主のこと」と啖呵(たんか)&ドヤ顔。磯部は「こりゃ、白浪五人男ですか。変わった奥方だ」と大笑いした

 寿恵子は“商売”の話を始める。万太郎の図鑑は1冊20銭×300冊、60円の実入り。磯部は「自腹じゃなきゃ、もっと儲かるんじゃねぇか」。寿恵子が心酔してやまない「里見八犬伝」の滝沢馬琴は、版元の蔦屋重三郎と組み、一体いくら稼いだか。

 そして、新たに200円の投資を持ち掛ける。返済期日は1年後。版元が見つかり、部数が増えた暁には、謝辞に磯部の名前を入れると約束した。

 磯部はまんまと寿恵子に丸め込まれ「買わされちまった。べらぼーめ!」と大笑いしながら長屋を後にした。

 万太郎は寿恵子に頭が上がらない。質屋の中尾(小倉久寛)は万太郎の背広を流しておらず。夕暮れ、万太郎たちはスイカを食べた。

 SNS上には「今日の『らんまん』、めっちゃ爆笑。寿恵子さんの神回」「流石、彦根藩士の娘!軍師寿恵子は何年後の大河ドラマ?」「プレゼンの申し子なの?「結局、丸め込まれた(爆)」「え、図譜売ったの?差し上げろよw」「借金取りに押し売りw」「またも、ほだされ系六平直政だった」「開き直って丸め込んで、挙げ句の果てに追加融資まで取り付けるとは。寿恵子ちゃんは超一級のネゴシエーター。田邊教授没落の予兆を挟んで、質屋さんを狂言回しにした後半も面白かった。このドラマの脚本は本当によくできているであります」などの声が上がった。

 ラスト、アメリカに留学していた佑一郎(中村蒼)が再び十徳長屋に現れた。万太郎との再会はどうなる?

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