よしながふみ氏「大奥」再ドラマ化決定!来年NHK 4度目映像化で初の大政奉還まで 脚本は森下佳子氏

[ 2022年8月23日 11:01 ]

大人気コミック「大奥」がNHKでドラマ化されることが決定!原作のイラスト(C)よしながふみ/白泉社
Photo By 提供写真

 “男女逆転の大奥”を描いた漫画家・よしながふみ氏の大人気コミック「大奥」がNHKでドラマ化されることが決まり23日、発表された。「ドラマ10」(火曜後10・00)の枠で来年2023年1月スタート。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」などの森下佳子氏が手掛ける。主要キャストは9月に発表される。

 同コミックは過去3度、映像化。3代将軍・家光編から物語のラスト・大政奉還まで映像化されるのは今回が初となる。NHKによる映像化も初。

 2010年の実写映画「大奥」(監督金子文紀)は「8代徳川吉宗×水野祐之進編」(徳川吉宗:柴咲コウ/水野:二宮和也ほか)、12年10月期のTBS金曜ドラマ「大奥~誕生~[有功・家光編]」は「3代徳川家光×万里小路有功編」(有功:堺雅人/徳川家光:多部未華子ほか)、12年の実写映画「大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉編]」(監督金子文紀)は「5代徳川綱吉×右衛門佐編」(右衛門佐:堺雅人/徳川綱吉:菅野美穂ほか)を描いた。約11年ぶりの再ドラマ化となる。

 同コミックは隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に04年8月号から昨年2月号まで連載。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描き、センセーションを巻き起こした。全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。

 今回は男女逆転・大奥の世界に新しい息吹を吹き込み、壮大にして豪華絢爛な映像世界を展開。同時に、時代を超える普遍的な眼差しで人々の悲しみ、愛、葛藤に寄り添い、今なお困難な時代を生きる人々の心に勇気を届ける。演出は大河ドラマ「麒麟がくる」のチーフ演出などを務めた大原拓監督ら。

 【あらすじ】江戸幕府3代将軍・徳川家光の時代。「赤面(あかづら)疱瘡(ほうそう)」と呼ばれる奇妙な病が日本中に広がっていった。この病は若い男子にのみ感染し、感染すれば数日で死に至る 恐ろしい病であった。対処法も治療法も発見されず、結果として男子の人口は女子の1/4にまで激減し、日本の社会構造は激変した。男子は希少な種馬として育てられ、女子はかつての男子の代わりとして労働力の担い手となり、あらゆる家業が女から女へと受け継がれるようになる。江戸城でも3代将軍家光以降、将軍職は女子へと引き継がれ、大奥は将軍の威光の証であるがごとく希少な男子を囲い、俗に美男3千人などと称される男の世界が築かれていくのだった。

続きを表示

この記事のフォト

2022年8月23日のニュース