仁支川峰子「岡江さんとの縁がありました」 生前所属の「スタッフ・アップ」に移籍

[ 2021年1月6日 05:30 ]

岡江久美子さんが在籍していた事務所へ移籍した仁支川峰子
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 昨年4月に新型コロナウイルス感染のため他界した岡江久美子さん(享年63)が在籍していた芸能事務所「スタッフ・アップ」に仁支川峰子(62)が所属したことが5日、分かった。仁支川は本紙の取材に「岡江さんとの縁がありました」と語った。

 歌手としてはNHK紅白歌合戦に75年から4年連続出場。女優としても、映画「吉原炎上」(87年)での凄みのある演技が伝説のシーンとして語り継がれ、トーク力にも定評がある。

 そんなマルチタレントの先駆け的存在でもある仁支川に岡江さんも注目し、事務所の戸張立美社長に「仁支川さんの芝居は凄くいい」と30年以上前に話したことがあったという。昨年夏、仁支川と戸張氏が共通の知人を介して会う機会があり、戸張氏がこの岡江さんの言葉を思い出して伝えると仁支川は大感激。戸張氏から「こうした縁もある」と事務所加入を打診され「バラエティーでしか共演していないけれど、さっぱりした性格の岡江さんが大好きだった。私もこの縁を大切にしたい」と32年続けた個人事務所から移籍することを決めた。

 戸張氏は「女優でもバラエティー、情報番組でも活躍できる人。ミュージカルもできるはず」と新たな分野にも期待を寄せる。還暦を過ぎての新たなスタートになるが、仁支川は「いろいろなことに挑戦したい。岡江さんから良かったねと言ってもらえるようにやっていきたい」と誓った。

 ◆仁支川 峰子(にしかわ・みねこ)1958年(昭33)5月23日生まれ、福岡県出身の62歳。1974年に「あなたにあげる」で歌手デビューし、日本レコード大賞新人賞などを受賞。映画「青春の門」、ドラマ「桃太郎侍」などでも活躍。プライベートでは98年に栃木・那須高原の自宅が豪雨で流される被害に。09年にテレビ番組で「西川」から改名。

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2021年1月6日のニュース