LRTの車両

 宇都宮市の佐藤栄一(さとうえいいち)市長は28日の定例記者会見で、次世代型路面電車(LRT)の車両愛称である「ライトライン」の使用範囲を拡大することを明らかにした。今後は路線名や事業名でも活用していく。

 市は芳賀町、運行会社と協議し、使用範囲の拡大を決めた。佐藤市長は「ライトラインを一体的な愛称としてさまざまな場面で積極的に活用することで、マイレール意識の醸成を図っていく」と述べた。

 ただ市は「それぞれのふさわしい場面では引き続き正式名称を使用する」と説明している。

 LRTの呼称を巡っては、運行会社の「宇都宮ライトレール」、路線名の「宇都宮芳賀ライトレール線」、事業名の「芳賀・宇都宮LRT」などが混在。市は14日の市議会建設常任委員会で愛称をライトラインに統一する考えを明らかにしていた。