IL経常利益
四国アイランドリーグplus(IL)は25日、2014年の経営報告を行った。香川は2440万円の経常損失を計上。9年連続の赤字となったが、赤字幅は広告費や人件費などの削減により380万円縮小した。
四国ILの鍵山誠最高経営責任者(CEO)と各球団社長が同日、高松市内のホテルで発表した。
報告によると、香川の収入は前年比11%減の9300万円。スポンサー収入の落ち込みが響き、3年ぶりに減少した。15年予想は経費削減などに努め、売上高8250万円、経常損益は520万円の黒字転換を見込む。
リーグ運営会社と4球団合計の売上高は5億1230万円(前年比4%増)。経常損益は1680万円の赤字(前年経常損益5400万円の赤字)。4球団の中では愛媛と高知が黒字だった。
四国IL主催の14年の年間動員数は9万3433人(166試合)で前年から1445人増。1試合平均では563人で5人増加した。香川の平均動員数は3人減の818人となり、15年は1000人を目指す。
鍵山CEOは「昨年で無事10周年を迎えることができ、11年目は新たなステージに向かう年。やり方を変えて黒字化を目指し、全球団の健全経営を達成したい」と話した。