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収支、赤字見通し−四国IL代表総括

2005/10/20 09:51

一年目のシーズンを総括する四国アイランドリーグの石毛宏典代表=高松市番町、県庁
一年目のシーズンを総括する四国アイランドリーグの石毛宏典代表=高松市番町、県庁

 国内初の野球独立リーグ「四国アイランドリーグ」を運営するIBLJの石毛宏典代表は十九日、香川県庁で記者会見し、開幕シーズンを総括した。約八千万円の黒字を見込んでいた事業収支については「正確な数字は出ていないが、赤字になる」とし、収入の柱になる入場料収入が伸び悩んだことを要因に上げた。ただ、認知度が広まったことに手応えを示し、「来季は一試合三千人から四千人の集客を目指したい」と意欲を語った。
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 石毛代表によると、年間の総観客数はリーグ全体で十九万千百九十四人(愛媛七万千五百三、香川五万千四百十五、徳島三万七千九百九十三、高知三万二百八十三)。一試合平均は千六十八人で、当初計画の八百人を上回った。ただ、年間パスの売り上げが目標の一割程度だったことや、無料チケットの配布などで、実際に入場料を払った観客は四割程度にとどまった。

 一方、二億四千万円を見込んでいたスポンサー収入やグッズ販売は、目標をほぼクリアできたという。

 これらを踏まえ、石毛代表は「今年は試合を見てもらうことが重要だった」とし、来季に向けて「チケット販売など営業面の強化が不可欠。球団職員だけでなく、監督やコーチ、選手も含めて組織的な宣伝活動をしていく」と、収入面の改善に努めることを強調。

 選手の給料については減額の方向で検討しており、現在の一律十二万円支給を「基本給を下げ、試合出場数に応じてプラスするなどの考えがある」と話した。

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