端正な顔立ちと水泳などで鍛えた引き締まった肉体を武器に、東京芸大美術学部デザイン科の在学中に俳優デビュー。1999年の映画「ワンダフルライフ」を皮切りに「あしたのジョー」「翔んで埼玉」など多数の作品で活躍し、2002年には初監督映画「カクト」が公開されるなど作り手としての才能も発揮していた。
今年7月21日に死去したファッションデザイナー、山本寛斎さん(享年76)の異母弟にあたり、死去が発表された際、インスタグラムに「あなたの血は、僕の中に生きてます。『世界基準でやりたい様にやる』を現実にしたい」と誓っていた。
華麗な女性遍歴でも知られ、16年にモデルでタレント、森星(ひかり、28)との熱愛が報じられたが、関係者によると、約1年前に破局していたことが判明。森の所属事務所は8日、本紙の取材に「担当者が不在なので分かりません」と言葉少なだった。
組対5課は伊勢谷容疑者が大麻を所持しているとの情報を得て、内偵捜査を続けていた。今後、大麻所持の詳しい経緯や入手ルートについて厳しく追及する。身柄の送検は10日になるとみられる。
◆識者の見解
レイ法律事務所の河西邦剛弁護士「自宅から乾燥大麻が袋単位で、しかもトータルで4袋出てきたとなると相当な常習性が疑われると思う。4袋というのは知人からたまたまもらっただけとは言えないような量。押収された吸引具とみられるたばこの巻紙から容疑者の唾液が検出されれば、自己使用目的で所持したことは強く推認されることになる。懲役1年、執行猶予3年が量刑相場。内偵捜査が進んでいたならば、警察が直近に容疑者が入手した事実をつかんだタイミングで捜索に入ったとも考えられる」