昨年で芸能界を引退した元歌手、安室奈美恵さん(41)の引退セレモニーが行われた9月16日を「安室奈美恵の日」にしようと、会場となった沖縄県宜野湾市の観光振興協会が記念日登録の申請を行ったことが28日、分かった。認定と登録を行う日本記念日協会(長野県佐久市)が審査中だが、早くも宜野湾市内では9・16に記念イベントが計画されている。
昨年9月に26年間の芸能活動に終止符を打った安室さん。地元のヒロインの記念日を作ろうという動きが、沖縄県内で起きている。
「安室奈美恵の日」の候補は、引退した9月16日。前日15日に安室さんのラストステージが行われ、翌日には引退セレモニーの花火大会が行われた聖地宜野湾市の観光振興協会が、記念日の認定や登録を行っている日本記念日協会へ、23日に申請書を提出した。
「宜野湾市などと協力してプロジェクトを進めています。審査結果が早く出てくれれば」。サンケイスポーツの取材に観光振興協会の高江洲(たかえす)義之事務局長(54)が明かす。かねて、ファンらから安室さんの「記念日」を求める声があり、晴れて審査を通れば来月16日に、昨年と同じ「ぎのわん海浜公園」内で、記念イベントの開催を計画しているという。
日本記念日協会には内閣府などの官公庁や一般企業、芸能事務所など多方面から、年間約200件に及ぶ記念日の申請が提出され、約4件に1件は不合格になるという。また、審査では第三者が勝手に記念日を申請しないよう、本人の意向が確認できることや、権利が侵害されないことなどもポイントとなる。