女優、杉咲花(21)が東京・上野の森美術館で今秋開催される「ゴッホ展」(産経新聞社など主催)のナビゲーターを務めることが11日、分かった。都内で開催された同展の会見で発表された。
杉咲は映画やドラマ、CMなど多方面で活躍する若手実力派。今回、音声ガイドにも初挑戦する。「たくさんの人々に愛された作品の歴史に、このような形で触れられることができることを光栄に思います。お客様の側に寄り添って、その世界観に一緒にうっとりとできるような、そんなガイドを担えるように、頑張ります」とコメントを寄せた。
同展はゴッホが独自の画風を確立する過程で大きな役割を果たした「ハーグ派」「印象派」に焦点を当て構成。《農婦の頭部》など初期の重要作から、7年ぶりの来日となる《糸杉》など晩年の傑作までのゴッホ作品約40点にくわえ、マウフェやモネ、セザンヌら彼に影響を与えた巨匠の作品約30点をまじえながら画家の人生をたどる。
東京展は10月11日から来年1月13日まで開催。同25日から3月29日にかけて兵庫県立美術館にも巡回する。