大阪・東大阪市出身のフリーアナウンサー、石井亮次(45)が、カンテレ「LIVEコネクト!」(29日午前9・50)で地元・関西の生情報番組初MCを務めることが21日、分かった。在職したCBCテレビ制作の情報番組「ゴゴスマ~GO GO!Smile!~」の総合司会でブレイクし、2020年3月にフリー転身した売れっ子アナは「あこがれていた」局での大役指名に「めちゃくちゃ青天の霹靂!」と武者震いだ。
「ゴゴスマ」の裏番組を担当する読売テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」を仕切るフリーアナの先輩、宮根誠司(59)に追いつき追い越せの勢いで全国区になった石井が言葉を弾ませた。
「めちゃくちゃ青天の霹靂です! 望外の喜び。カンテレは就職活動で目指した局。JR大阪環状線の窓から見えるカンテレの建物にずっとあこがれてましたので」
同志社大在学中、アナウンサーを目指したが、書類選考で落とされた。当時「どなたか忘れましたけど、ハチエモン(同局のステーションキャラクター)のバスタオルをもらったんです。それをずっと使ってて、こないだ実家に行ったら、今もありました。それくらい愛着がある」ほど思い入れは強い。
全国区となり「胸いっぱいサミット!」(20年)、「桃色つるべ~アナウンサーどうぞSP~」(21年)にゲストで呼ばれて扇町のカンテレ社屋に足は踏み入れたが、生情報番組MCとしてスタジオ入りする喜びは格別。
「-ということを『どこの局でも言うてんねやろ』って言われるけど、カンテレは(就活時)1回も局内に入ってない。思いひとしおです」
「ゴゴスマ」で名古屋の印象が強い。しかし「22歳で就職したのでいま、ちょうど半々ですけど、魂の本籍は東大阪」とキッパリ。
名古屋暮らしが長く、地元に帰れば旧友からは「エセ関西弁」と指摘されることもあるという。「『ゴゴスマ』は28日が年内最後。(28日の)夜から大阪に来て、オカンとしゃべって大阪弁に戻して木曜の朝に臨みたい」。
楽しみが勝るカンテレ初MCで唯一のプレッシャーは、26日で年内の放送が最後の人気番組「よ~いドン!」(月~金曜前9・50)の同じ放送時間枠であるということ。
「占拠率50%くらいあるんでしょ? (MCの)円広志先生が耕した〝土地〟でしょ!? 言い訳がきかない」
しかし、そこは宮根と並ぶ人気フリーアナ。「関西の皆さんは耳が肥えてるし、テレビを見る目も肥えてる。変に〝関西でんねん〟っていうのを出すのもやらしい。あくまでも自然体で。人とつながる番組。関西人とも関西のスポットともつながり、年末なので、読後感じゃないけど、あったかい、明るいニュースもあれば」と、今から構想を練っている。
■石井アナに強力助っ人
心強い助っ人は、進行を務めるカンテレの谷元星奈アナ(27)。カンテレの看板番組「よ~いドン!」に出演する人気女子アナは、愛知県豊田市で「子どものころから」CBC時代の石井アナの番組を見てきたという。
石井は「僕の実家の近くに、こちら(カンテレ)の堀田篤アナウンサーの奥さんの実家があるんです。堀田さんと何度かご飯を食べたことがあって、『今度、谷元も一緒に行きますね』って言ってた。その谷元さんと番組でご一緒できる」
石井の言葉に谷元アナも「私は愛知県出身で、同じく魂は大阪と半々。父が奈良出身なので、ルーツも似てるな」。早くも息ピッタリ?