インターネットテレビ、ABEMAで日本時間14日早朝に生配信されたサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会準決勝でアルゼンチンが3-0でクロアチアを破って決勝進出を決めた試合で、同時通訳が放送禁止用語を連呼するハプニングが注目を集めている。
2得点を決めたアルゼンチンのFWフリアン・アルバレス(22)=マンチェスター・シティー=とPKで1得点を決めたFWリオネル・メッシ(35)=パリ・サンジェルマン=の取材対応中に、応援していたファンや友人、会場の熱狂的な喜びようを表現する上で、問題となった放送禁止用語を同時通訳者が連発した。
スペイン語を理解する日本人は、SNSで「確かに直訳したらそうなる」「意図は間違っていない」と同時通訳をかばう声もある一方で、「(当該単語)と訳された部分は『熱狂している』や『大騒ぎしている』と訳すべきでしたね」との声も上がっている。
なお、アルバレスがインタビューで発した「loco」という単語について、西和辞書には「正気でない、狂気の、気が変になりそうな、正気でないような」といった訳例が書かれている。