9月30日に亡くなった落語家、六代目三遊亭円楽さん。2009年に亡くなった師匠、五代目三遊亭圓楽さんと同じ東京・丸の内の東京會舘でお別れの会が12月2日に開かれた。
トレードカラーの紫を基調にした祭壇。
紫と白の約9000本の花々の中央には昨年8月に東京・国立演芸場での故人の高座写真、そして位牌(いはい)と遺骨、紫の座布団10枚が置かれた。
開場前の献花台中央には左から白、青、オレンジ、黄色、ピンク、緑の順で6本のカーネーションが並べられた。
故人が45年、出演した日テレ系「笑点」の司会・春風亭昇太(62)をはじめ、三遊亭小遊三(75)、林家たい平(58)、林家木久扇(85)、三遊亭好楽(76)、桂宮治(46)の出演者のトレードカラーのカーネーション…。粋な計らいを感じた会だった。
終盤に六代目の二番弟子でもあるタレント、伊集院光(55)が一門とともに登壇。「現役の噺(はなし)家はこの後、激しい跡目争いがあるので、離れた私から紹介をさせていただきます」と切り出し、来場者600人を笑わせ、一人一人を紹介した。
そして、「みんながわれわれの師匠に教わったことを継いでいければ、どこで覚えたのっていうときに名前が出れば、ずっと師匠、円楽は生き続けると思っています。これからも一門をよろしくお願いします」と頭をさげた。