(セ・リーグ、ヤクルト-阪神、25回戦、8日、神宮)今季限りで引退するヤクルト・山本哲哉投手(33)と松岡健一投手(36)が七回、本拠地神宮で行われた阪神戦で引退登板を果たした。
山本は3球勝負で阪神・陽川を中飛に抑えると、ナインと握手を交わし降板。山本に代わってマウンドに上った松岡は、フルカウントから140キロ真っすぐで梅野を三ゴロ。続く板山に左前打を許したが、植田を143キロ真っすぐで空振りの三振に仕留めた。
松岡は九州東海大から2005年に自由獲得枠で入団。中継ぎで活躍し通算491試合で32勝25敗4セーブ、防御率3・78をマークした。
山本は三菱重工神戸から10年ドラフト2位で入団したが、同年のオープン戦で右肘を痛め、靱帯(じんたい)再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。リハビリを経て12年にはスライダーとフォークボールを武器に50試合で2勝2敗、17ホールド、防御率1・21。13年は一時抑えを務め、自己最多64試合に登板した。