カンテレ開局60周年特別番組「なめとんか やしきたかじん誕生物語」(11月20日午後7時、関西ローカル)にタレントの山口智充(49)、俳優の西村和彦(52)、漫才コンビ、NON STYLEの石田明(38)らが出演することが4日、同局から発表された。
俳優、駿河太郎(40)がやしきたかじんさん(享年64)にふんし、平成30年度文化庁芸術祭に参加の決まった2時間ドラマ。関西の視聴率男ゆかりの面々が結集する。
たかじんさんのものまねをしていた山口は、大学時代のバイト先オーナーで、祇園のクラブでの弾き語りを斡旋(あっせん)するなど父親のように見守る恩人、佐々木役。「写真を見るとオールバックで、太陽のように明るく豪快で、面倒見もよい人物。自分的には入りやすかった」という。
祇園の行きつけのバーでよく一緒になった西村は、歌の才能を見いだし、レコードデビューさせたキングレコード社員をモデルにした竹中役。
「非常に優しい人勉強家。飲んで騒いでいるときも、ふとしたときに素に戻って寂しそうな目をした、そのギャップが印象的」と振り返り、「お世話になった人で、ちょっとでもいいから出たい人はたくさんいると思う。呼んでいただいた幸せをかみしめ、下手打たんように頑張らなあかん」と熱く語った。
高校時代の親友で、歌詞を提供する作詞家、山崎役の石田は、たかじんさんの番組の前説をやっていたそう。
「約17、18年前、楽屋にあいさつに行ったら、シャンパンやワインがテーブルに広がってて、『うわっ! これが芸能界か』ってびっくりした。せりふで『たかじん!』って呼ぶところは油断すると『たかじんさん』って言うてまう」と苦笑。
ほかにもラジオ局プロデューサー役で桂ざこば(71)、ホステス役で村川絵梨(30)、三船美佳(36)が出演。オール巨人(66)、大平サブロー(62)、秋野暢子(61)、トミーズ健(59)、遙洋子(年齢非公表)、TKO木本武宏(47)、月亭八光(41)、安田大サーカスの団長安田(44)、オーケイの岡山祐児(45)ら、たかじんさんに縁のある人物が多く登場する。
主演の駿河は「本当に1シーンとか2シーンだけでこんな人らが出てきてくれんねんやっていうようなことになってる。そこにいられることが僕は幸せ。たかじんさんのことが好きやった視聴者の方も楽しめる作品になるのでは」とPRした。