ファンケルクラシック第2日最終日(19日、静岡・裾野CC=7009ヤード、パー72)大会特別顧問を務め、アマチュア枠でシニアツアー2戦目のプロ野球巨人前監督、原辰徳氏(60)=ファンケル=は2バーディー、2ボギーの72で回り、通算20オーバーの73位で大会を終えた。ギャラリー数は3日間合計で2万5214人となり、国内シニアツアーの過去最多記録を更新した。通算13アンダーのプラヤド・マークセン(52)=タイ=がプレーオフを制し、今季5勝目を挙げた。
爽やかな笑顔で原氏が大会を終えた。来場者8346人を前に、第3日にして初めてオーバーパーを回避。会心の出来に声が弾んだ。
「ナイスゲーム。4打数3安打2ホームラン!」。前日は86と散々で「4タコ(4打席無安打)」と自虐コメントを発してから一夜明け、主砲がリベンジの固め打ちに胸を張った。
2日連続でダブルボギーだった2番(パー5)では、ピン左下8メートルのバーディーパットを沈めて今大会3つめのバーディー。同組の加瀬秀樹(58)=アイテック=とグータッチも出た。