大相撲の貴乃花親方(45)=元横綱=が8日、フジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」(月〜金曜後1・55)のインタビューに応じ、横綱白鵬が立ち会いでの「張り手」「かち上げ」に横綱審議委員会から異議を唱えられたことに言及。「そういうことを問われるのは横綱ではないってことですよ」と切り捨てた。
貴乃花親方は、「相手を傷つけるために相撲を取るわけではないですから、相手を十分向かって来させて横綱ってことです」とし、「(議論の)対象になることが変です」と厳しく批判した。
続けて白鵬がそれまでの取り口を封印し1月場所を途中休場したことに絡め、横綱としての在り方を語った。「相手を傷つける技じゃなくて、それで勝てなかったら相手の力士が強かったってそれだけのことなんですよ。そこを認めてまた自分と向き合ってやるっていうのは横綱になる前もそうじゃなきゃいけないし、なってからももっとそうじゃなきゃいけないですよ。横綱って超横綱を目指して横綱なんですよ。毎場所15日間やればやるほど負担がかかるんですよね」と横綱のあり方を熱弁した。
さらに「15日間違う相手に好きなように向かってきてください。という気持ちでやるというのが、しこも足腰もそうですけど、足腰鍛えると精神的にも強くなっていく。人間の柱を太くして土俵に上がらないといけないから大変なんですよね」と話すと、「そういう技ではなくて、正面切ってぶつかり合っていくのが醍醐味なんでしょうからね」と熱く持論を語った。