サークル名は「飛行理論実践委員会」。英語の頭文字を取ってF-TEC。学科で学んだ飛行機の論理、飛ばし方、空気力学を実践する場でした。活動の主力だった大学4年のときは、泣きましたよ。鳥人間コンテストには当時、「滑空機部門」「人力部門」があって、ボクらは人力をやっていました。会場の滋賀・琵琶湖まで機体を持っていき、1日目の滑空機部門はなんとか終わったんですが、天候がよくなくて。なんと2日目は台風が直撃。それで、中止です。当日の朝に通告されて、『マジかよ〜』って。
設計から1年間フルに使って、みんなでアルバイトで稼いだ300万円弱ものお金をつぎ込んだのに。フライトシミュレーター用のパソコンを手づくりしたこともあったなあ。4トントラックに機体を積んで自衛隊の滑走路などを借りて試験飛行もやったりしたのに…。みんなで泣きながら、帰ってきました。