「(24時間)ジャンプのことしか考えていない。目標は平昌五輪での金メダル獲得。そこに向けて、目の前のことに取り組んでいきたい」
開幕まで50日となった平昌五輪。金メダル候補として挑んだ2014年ソチ五輪では4位に終わり、涙を流した。4年前の悔しさは同じ舞台でしか晴らせない。金メダル獲得へ、高梨がすべてをかけて挑戦する。
★食事中も手抜きなし
年間200日以上を海外で過ごす高梨は、食にもこだわる。母・千景さんや、森永製菓の細野恵美管理栄養士が遠征に帯同して食事面をサポートすることも。細野栄養士は「好きな食べ物は魚。嫌いな食べ物はないですね。(周囲が)静かになるくらい、しっかり噛んで食べます」と食卓でも手を抜かない姿勢に脱帽する。
★同部屋に同級生
高梨は海外遠征先のホテルで、勢藤優花(20)=北海道ハイテクAC=と同部屋。今季で3シーズン目を迎えた。2人は、北海道の上川幼稚園、上川小、上川中の同級生。勢藤は「一人で音楽を聴くなど、好きなことをやって、マイペースに過ごしています」と素顔の女王を証言。高梨は「家族よりも(長い時間)一緒にいます。(性格が)おっとりしているので癒やされています」と感謝する。