せつこ(34、松竹芸能所属)★デビュー2007年
正月休み中のくらぼん記者に代わり、今日はくのいちが担当します。髪をオールバックにしてメガネをかけた女優、もたいまさこやAKB48の渡辺麻友のものまね、サングラスをかけてリズムネタを披露する「二の腕パンパンおじさん」で笑わせるせつこが、じわりじわりと人気だ。
--デビューは
「松竹芸能の養成所時代、同期だった鴨志田道秋(現・カモシダせぶん)と男女コンビを組んで2007年にデビューしました。同期生でとりあえずコンビを組んでみようと思ったので」
--11年に解散していますね
「相性は良かったのですが、5年やっても、なかなかコンテストで良い結果が出なくて…。解散した年のキングオブコントに出て、1回戦で落ちたら解散しようと相方に話しました。当時、擬人化ネタが好きで、2人でアイスの『パピコ』になって『離れるのはイヤ』『このまま吸われるのはイヤ』っていう私たちにとっては強いネタで臨みましたが、1回戦で落ちまして。どちらからともなく『解散しよう』となりました」
--今もカモシダさんと仲は良いですか
「はい、戦友みたいなものですからね」
--もたいさんや渡辺麻友さんのモノマネが人気ですが
「どちらも他人から似てると言われたのがきっかけです。もたいさんは、先輩芸人のパワフルコンビーフの兼重(清志)さんとネタ合わせしているときに、メガネを掛けていたら『似てる』と言われまして。渡辺さんは、いち・もく・さんの江口(輝)さんの彼女から言われました」
--せつつ、と呼ばれているんですよね
「恥ずかしいですね。もたいさん、渡辺さんのどちらにもお会いしたことはありません。ただ、私がもたいさんのファンなので、もたいさんのDVDイベントにファンの1人として参加したことはあります。渡辺さんには一度も会ってない。見てもらって、お墨付きをもらえたらうれしいですね」
--お笑いを目指すきっかけは
「ダウンタウンさんと吉本新喜劇が好きで、小学生のころから、お笑いをやりたいと思っていました。高専(工業高等専門学校)でプログラミングの勉強をしていたので、卒業後はプログラマーとして就職しました。ただ、お笑いをしたい気持ちがあったので、就職先を東京にして上京。3年間で養成所へ行くお金をためて、就職先の社長に『お笑いをするので会社を辞めます』ってあいさつしたら、『頑張りなさい』と背中を押してくれました」
--お笑いの世界に入ってみて、どうですか
「なめていました。1年で養成所を出て、テレビに出て、3年で売れて、なんて考えていましたから」