--フリーの期間が長かったが、どういう活動を
サドヤマ「フリー芸人ばかりで戦うトーナメント形式のライブ『キングオブフリー』というものがありまして。百数十組の中から優勝して、今の事務所からスカウトされました」
マゾ田「浅草の東洋館や中野のライブハウスに出演していました。事務所に所属できて、仕事がやりやすくなりました」
--2人は中学の同級生だそうですが、結成のいきさつは
サドヤマ「僕は駒大4年生のとき、急にお笑いに目覚めて。面白いと思ったことをノートに書きためるようにしていました」
マゾ田「僕は専門学校を出たあとはフリーターをやっていまして。なんとなく芸人になりたいな~と思っていたときに、相方から誘われました」
--親御さんは芸人になることについては
サドヤマ「まったく反対はされませんでした。『お前にもやりたいことがあったのか。もう大人だから、ご自由に』と、あっさりでした」
マゾ田「僕はフリーターだったので、特になにも言わないまま始めました。知られた後も、特に反対されませんでした」
--フリーでデビューして、生活は大変だった
サドヤマ「実家暮らしでしたので。週2~3日はバイトをして、給料から食費は家に入れていましたけれど」
マゾ田「僕も実家だったので、ある時期までは大丈夫でした」
--ある時期という言葉が引っかかりますが
マゾ田「07年に出会い系サイトで知り合った1歳下の女性と、できちゃった結婚して、娘が生まれまして」
--一家の主となったわけですね
マゾ田「実は妻から結婚後に聞かされた言葉は…3、400万円の借金があると。祖父が僕のために、こっそりとためてくれていた定期預金で肩代わりしました。実家は二世帯住宅なので、助かりましたが…」
--大変でしたね。今は幸せでしょう
マゾ田「ところが、別の金融会社からも、3、40万円の借金が発覚しまして。さすがに、この借金は妻自身に返済させていますが」
--ところで、このキャラはいつごろから
サドヤマ「結構前からです。ある日、劇場の楽屋で一緒だった桜塚やっくんさんから『なにかキャラが必要だよ。SMキャラはどう?』とアドバイスをいただいて、始めました。ラサール石井さんや玉袋筋太郎さんも褒めてくれましたよ」