斉藤は2004年に甲状腺がんと診断され「放っておいたら余命10年」と宣告されたが、13年に抗がん剤治療を終了。昨年医師から「3年間再発していないから、今は心配ない」とお墨付きをもらったという。
斉藤の声優デビューは治療が終了した翌年の14年、米ドラマ「エンパイア-成功の代償」の日本語吹き替えだった。「憧れの職業だったけど、最初は踏み入れられなかった。余命10年と宣告されたことで、『いつか機会があったら』という考えを捨てて、飛び込めました」と明かした。
声優の講師は「いろいろな人のお世話になったので、今度は自分ができることで恩返ししたい」という理由だったといい、健康についても「3カ月に1度がんが再発していないか検査を受け、体力維持のためにTRFのダンスエクササイズと毎朝10分の運動をしています」と明かした。生きがいを見つけ、頑張る斉藤の表情は輝いていた。