俳優、高良健吾(27)の主演で6月に公開された映画「きみはいい子」(呉美保監督)のブルーレイ&DVDが来年1月20日に発売される。
坪田譲治文学賞を受賞した小説家、中脇初枝さん(41)の同名小説が原作で、児童虐待や学級崩壊などと向き合う人々を描いた群像劇。
真面目だが、優柔不断で問題に真正面から向き合わず、児童たちからも軽視される新米の小学校教師、岡野(高良)や、親から暴力を振るわれていた過去を持ち、自身も3歳の娘に手をあげてしまう雅美(尾野真千子、33)が、人とのつながりに光を見いだし、新たな一歩を踏み出す姿を感動的に描く。
6月にロシアで開催された第37回モスクワ国際映画祭のコンペティション部門で、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞した話題作のDVD化に、呉監督は「『家族』に息詰まっている人が、『家族』ではない誰かによって救われる。そんな瞬間があったら、人はまた『家族』に思いやりを持てる。そんな思いを込めた」とメッセージ。高良は「何かのきっかけになる映画かもしれないし、そういう映画になったら感動です」としみじみ語った。
特典映像は、クランクアップした高良と児童たちとのお別れ会の様子などが収録され、現場のドキュメントにも心が温まりそうだ。ブルーレイは5076円、DVDは4104円。
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