東芝、12月20日に上場廃止へ 74年の歴史に幕

東芝本社が入るビル近くに掲げられたロゴマーク=東京都港区
東芝本社が入るビル近くに掲げられたロゴマーク=東京都港区

東芝は12日、同社株が12月20日に上場廃止になる見込みだと発表した。11月22日に東京都内で臨時株主総会を招集し、株式併合などの議案を付議する予定。東芝は上場企業としての74年の歴史に幕を下ろす。

臨時株主総会の日程などは、今月12日の取締役会で決議した。株式併合は9300万株を1株に併合するもので、12月22日に効力が発生する。

日本産業パートナーズ(JIP)を中心とした国内連合による東芝へのTOB(株式公開買い付け)は先月、株主から78・65%の応募を集めて成立。応募が90%未満だったため、臨時株主総会で株式併合などの手続きが必要となっていた。

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