韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が6日、日韓関係改善に向け、いわゆる徴用工訴訟問題の解決策を発表したのに対し、左派系野党は「売国」といった極端な言葉で批判した。それに先立つ1日の独立運動記念日の尹大統領の演説にも猛非難を浴びせた。左派層がこれほど激しく反発するのは、尹氏が演説で示し、外交路線の指針に置く歴史認識が単なる対日問題を超え、彼らが寄って立つ歴史観の正当性を揺るがす破壊力を秘めているからだ。
「校内暴力の加害者に頭下げ」
「韓国と日本には二つの勢力があるようだ。一つは、過去を克服して未来に進もうとする勢力。もう一つは、反日感情と嫌韓感情を利用して政治的な利益を得ようとする勢力だ」